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宮内少輔と弥次兵衛
「一緒に大坂城に入って長宗我部氏のために戦おう」 猪兵衛は一孝に大坂に来た理由を話した後、誘った。 「私も同伴したいのはやまやまだが、藤堂高虎殿の家臣となって、何か奉公をしないわけにはいかない。だからと言って旧主に刃向かうわけにもいかない。この上は討死して両方の主君にお詫びするしかない」 一孝ははっきりと断っている。 そして一孝はその言葉通り、翌年の八尾の戦いで討死。その首実検の際、一孝の兜を見ると忍の緒が結んであり、端を切り捨てていた。そこで猪兵衛は一孝の決意を皆に話した。 「そういう事情があったのか」 盛親や武将達は涙を流して、一孝の気持ちを思いやった。(『南路志』) 管理人・・・『山本日記』には盛親が首実検した時、悲嘆に暮れていたということが載っています。 Copyright (C) 2003 Tikugogawa. |
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