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藤堂家家臣たちの覚悟
「今度の大坂の陣で出陣となったなら一番に討ち死にしようと思っている。どう思う?」 「改めて言うほどのことではない。戦場に出るのに誰が命を惜しむのか。苦戦したなら誰もが討ち死にするだろう」 そこにいた者達は一様そう答えた。 「私は勝負うんぬんを言っているのではない。敵と見たら突っ込んで討ち死にするつもりだ」 良勝が自分の決意を話すと、氏勝は頭を振った。 「それは不忠というものだ。一手の大将が理由なく討ち死にすれば軍全体が敗北するのは間違いない。愚かな話しだ。どうしてそんなことを思ったのか」
「日頃みんなが『家中で何かあった時は渡辺了ただ一人のように思われており、他の者はいてもいないようなものだ』と憤っていたが、いつのころからか忘れてしまったようだ。だから今度、そうではないことを証明するために討ち死しよう。その契約に杯を交わそうではないか」 管理人・・・その後の言葉は『無残なことだ』となっています。ちなみに実際は藤堂高吉だけは生き残っています。 Copyright (C) 2004 Tikugogawa. |
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