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大柑子
1615年春、豊臣家の重臣達が集まっての軍議の席に兼相も参加していたところ、少年が兼相に近寄ってきて、大柑子(現代の夏みかんのようなもの)を見せた。 「この大柑子を御覧なされよ。なんとも見事ではございませんか」 「誠に美しいものでござる」 「この大柑子は人に例えると薄田殿。見た目は立派だが中身は悪く食せない。うわべと中身は大違いでござる」 この屈辱を晴らすため兼相は夏の陣の道明寺の戦いで奮戦し戦死した。ちなみにその少年を焚き付けたのは大野治長だったという。(『武者物語』)。 Copyright (C) 2003 Tikugogawa. |
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